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感情的な器物損壊からの救済:示談で不起訴処分に至った成功例

2024-10-05
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相談前の状況

依頼者は、ある日、近所の住人との口論が発端で感情が高まり、勢いでその住人の自宅の窓ガラスを割ってしまうという事件を起こしてしまいました。依頼者は、被害者から警察に通報され、器物損壊の被疑者として事情聴取を受けることとなりました。

依頼者は、このままでは警察沙汰になり、社会的な信用を失うことや、会社を失職するおそれがあると強く不安に感じていました。特に、依頼者は会社での立場があり、職場に事件が知られることで自らのキャリアが台無しになる可能性があるため、なんとか不起訴処分を目指したいと強く希望していました。

相談後の対応

当事務所は、まず依頼者から詳細な事情を聴取し、依頼者が過度のストレスと感情の高ぶりから、衝動的に窓ガラスを割ってしまったことを確認しました。依頼者が事件を真摯に反省していることも考慮し、被害者との示談交渉が最善の解決策であると判断しました。

弁護士は早急に被害者と連絡を取り、丁寧な対応を心がけました。被害者は当初、非常に怒り心頭であり、依頼者に対する強い処罰感情を持っていましたが、弁護士が依頼者の反省の気持ちや、経済的な補償を誠意を持って申し出たことにより、被害者の感情は次第に和らぎました。

その結果、双方の合意のもとで示談が成立し、被害者も刑事告訴を取り下げる意思を示しました。示談成立後、弁護士は検察官に対して、依頼者が事件を深く反省していること、被害者との示談が成立していることを強調した不起訴処分を求める意見書を提出しました。

結果

最終的に、検察官は示談が成立していることや、依頼者が反省の意を示している点を考慮し、不起訴処分が下されました。これにより、依頼者は刑事罰を免れ、職場にも事件が知られることなく、失職のリスクも回避することができました。

担当弁護士からのコメント

器物損壊事件においても、被害者の気持ちに配慮し、早期に示談を成立させることが重要です。今回のケースでは、依頼者が早い段階で当事務所に相談したことが、迅速な対応を可能にし、結果的に不起訴処分という望ましい結果を得ることにつながりました。

刑事事件に巻き込まれた場合、迅速な対応が解決の鍵となります。示談交渉や不起訴処分に向けた適切な対応を行うために、早めに弁護士に相談することもご検討ください。


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