飲酒運転による追突事故 → 勾留に対する準抗告の認容・執行猶予付判決を得る

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相談前の状況

依頼者は飲酒運転をしてしまい、店舗駐車場内で停車していた車両に追突する事故を起こしました。事故当時、依頼者は明らかに酒気帯び状態であり、その場で警察に逮捕され、後日勾留されることになりました。

逮捕後、依頼者は自身の行為について深く反省しており、家族もこの状況を非常に重く受け止め、今後の生活や依頼者の監督方法について真剣に考えるようになりました。しかしながら、依頼者本人および家族は今後の法的な手続きに対する不安や、社会復帰が可能かどうかについて非常に心配しており、当事務所に相談に来られました。

相談後の対応

当事務所が受任後、ただちに弁護士が依頼者に接見し、事故当時の状況や依頼者の心境を詳しくヒアリングしました。依頼者は、事故当時の飲酒が軽率であったことを深く後悔し、今後二度と同じ過ちを犯さないことを強く誓っていました。

弁護士は、まずは依頼者の早期釈放に向けて動きました。勾留決定に対する準抗告を提出し、その結果、依頼者は勾留から早期に釈放されました。この間、依頼者の家族、特に配偶者と両親が積極的に協力してくださり、彼らからの詳細な陳述書を裁判所に提出しました。これらの陳述書には、依頼者を厳格に監督し、再び同様の過ちを犯させないという強い誓約が記されていました。これらが重要な資料として、準抗告の認容に至りました。

さらに、依頼者自身が真摯に反省していることを示すために、弁護士は依頼者とともに反省文を準備し、裁判所に提出しました。これに加えて、依頼者が自ら進んで交通安全に関する講習を受け、再発防止に努めている姿勢を強調しました。

最終的に、裁判所は依頼者の深い反省の念と、家族による監督体制が整っていることを認め、執行猶予付判決を下すこととなりました。これにより、依頼者は刑務所に服役することなく、社会での生活を続けることが可能となりました。

担当弁護士からのコメント

今回のケースでは、依頼者のご家族が早期に相談に来てくださったことが重要なポイントでした。飲酒運転は決して許される行為ではありませんが、依頼者の早期釈放に成功し、その後も適切な監督体制を整えたことが、最終的な執行猶予付判決に結びついたと考えています。

刑事事件では、初期対応がその後の処分に大きな影響を与える傾向にあります。特に、依頼者やその家族が積極的に協力し、今後の再発防止に努める姿勢を示すことが重要です。同じような状況でお困りの方は、ぜひお早めにご相談ください。


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