【解決事例】殺人未遂→約6割への減軽

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罪名処分結果
殺人未遂被告事件求刑約6割の減軽

相談前

依頼者は、職場の同僚と口論から喧嘩に発展し、その際に相手に危害を加えてしまいました。依頼者自身は同僚に大怪我を負わせるつもりは全くなく、ただ感情的になった結果として、相手に重傷を負わせてしまったのです。

依頼者は殺人未遂の罪で起訴されました。

事件の争点は、依頼者に本当に殺意があったかどうかという点にありました。

相談後

まず、依頼者から事件当時の詳細な状況をヒアリングしました。依頼者の供述によれば、同僚との口論は些細なことで始まり、感情的になった末に手を出してしまったとのことでした。依頼者は同僚を殺そうとする意図は全くなかったと強調していました。

次に、現場検証を行い、当時の状況を可能な限り再現しました。これにより、依頼者の供述の信憑性を確認するとともに、事件の経緯を明らかにしました。さらに、依頼者と被害者の事件以前の関係性についても調査を進めました。これにより、二人の間に殺意を持つような対立や怨恨がなかったことを示す証拠を集めました。

また、依頼者の家族とも連絡を取り、情状弁護の協力を依頼しました。家族からは、依頼者が普段どのような人物であるか、どのような価値観を持っているかなど、依頼者の人間性を示す証言を集めました。これにより、依頼者が感情的になった一時的な過ちであったことを強調し、裁判での情状酌量を求めました。

これらの対応により、裁判では依頼者の殺意の有無について重点的に審理が行われました。

弁護側の主張として、依頼者には同僚を殺害する意図がなかったこと、感情的になった一時的な過ちであったことを繰り返し強調しました。

最終的に、裁判所は弁護側の主張を一部受け入れ、検察官の求刑に対し約6割の減刑を言い渡しました。

担当弁護士のコメント

この事件は、依頼者の一時的な感情の高ぶりが招いた悲劇的な結果でした。依頼者には殺意がなかったことを立証するために、詳細な現場検証や関係者からの証言収集を行い、事件の真相解明に努めました。

最終的に、依頼者の供述の信憑性を裁判所に認めていただけたことは、大きな成果でありました。

このようなケースでは、依頼者の背景や人間性を理解し、適切な情状弁護を行うことが非常に重要です。

当事務所では、常に依頼者の立場に立ち、最善の解決策を提供することを目指しています。

どんな些細なことでも、お気軽にご相談ください。


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