相談前の状況
依頼者は、ある日、下着を盗んでしまうという犯行を行い、その後、警察に逮捕され、勾留されてしまいました。依頼者は、非常に強い不安を抱えていました。事件の発端は、依頼者が干されていた下着を盗んでしまったことです。事件後、依頼者の家族も困惑し、どう対応して良いのかわからず、当事務所に相談されました。家族の支援のもと、依頼者は自分の行為に対して深く反省しており、なんとか事件を円満に解決したいという思いで当事務所に依頼されました。
相談後の対応
当事務所は受任後、直ちに接見を行い、依頼者の状況を確認しました。依頼者は、犯行に至った経緯について深く後悔しており、犯行は一時的な欲望に負けてしまった結果であることを強く反省していました。まず、依頼者に謝罪文を作成させ、被害者に対して誠意をもって謝罪する姿勢を示すことが重要だと判断しました。
次に、依頼者の家族が依頼者を今後監督し、再犯を防ぐことを約束する「監督誓約書」を提出する準備を進めました。これにより、依頼者が社会において更生する意思があることを示し、検察に対して不起訴処分を求める論拠としました。
また、被害者との示談交渉を進めるため、誠意をもって交渉を行い、最終的に示談が成立しました。被害者も宥恕していただき、被害届を取り下げてくれることに同意しました。
これらの一連の対応により、依頼者は不起訴処分となり、事件は円満に解決しました。依頼者は、社会復帰に向けて更生する決意を新たにしました。
担当弁護士からのコメント
今回のケースでは、依頼者が早期に深い反省を示し、誠意をもって被害者に謝罪したことが重要なポイントとなりました。また、家族による監督の誓約や、示談成立に向けた迅速な対応が功を奏し、不起訴処分を獲得できたのだと思います。刑事事件では、初動の対応がその後の結果に大きく影響を与えるため、速やかな対応が非常に重要です。
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