Q&A
Q:不同意わいせつ罪で身柄を拘束されました。これからどうすれば良いでしょうか?
A:不同意わいせつ罪は重い刑罰が科される犯罪であり、適切な対処が欠かせません。初動を誤ると、逮捕後の身柄拘束が長引き、会社や家庭への影響も大きくなります。まずは刑事事件を得意とする弁護士に相談し、適切な弁護活動を開始することが重要です。本記事では、不同意わいせつ罪の基本知識と、弁護士の役割について解説します。
1.不同意わいせつ罪とは?
法律的な定義と構成要件
2023年の刑法改正により「強制わいせつ罪」は「不同意わいせつ罪」に名称が変更されました。この罪は、相手の同意なくわいせつな行為を行った場合に成立します。
- 法定刑
6か月以上10年以下の拘禁刑(罰金刑は規定されていません) - 構成要件
被害者の同意がない状態でわいせつな行為を行うこと
具体例
- 無理やりのキス
- 他人の下着内に手を入れる行為
- 痴漢との違い
異なるのは、罰金刑がない点と法定刑の重さです。不同意わいせつ罪は性犯罪の中でも特に重いことが特徴です。
2.不同意わいせつ事件で逮捕された場合のリスク
刑事手続き上のリスク
- 逮捕・勾留
身柄が拘束され、社会生活に大きな影響が出ます。 - 公開裁判
基本的に裁判で刑事責任が問われ、前科がつく可能性が高いです。 - 懲役刑の可能性
執行猶予がつかない場合があります。
社会的なリスク
- 報道のリスク
逮捕が公になると、名誉や信用が大きく傷つきます。 - 職場への影響
勤務先に事実が伝わり、解雇されるケースもあります。
3.弁護士に相談するメリット
刑事事件は迅速かつ的確な対応が求められるため、専門の弁護士を選任することが重要です。
示談交渉のプロセス支援
被害者と早期に示談を成立させることで、次のような結果が期待できます。
- 不起訴
検察官が起訴を見送る可能性が高まります。 - 軽減処分
起訴された場合でも、執行猶予がつく可能性が上がります。
早期の釈放と保釈請求
逮捕・勾留されている場合、弁護士は速やかに保釈請求を行い、身柄解放を目指します。これにより、職場復帰や家族への負担軽減が期待できます。
証拠収集と適切な弁護方針の提示
不同意わいせつ罪の事実を争う場合、弁護士は以下の活動を行います。
- 被害者の同意があった証拠の収集
- 防犯カメラ映像や目撃者証言の確保
- 違法捜査があった場合の主張
4.不同意わいせつ事件に強い弁護士の選び方
不同意わいせつ事件に対応するためには、刑事事件を得意とする弁護士が適任です。
- 示談交渉の実績がある弁護士を選ぶ
被害者の感情に寄り添い、慎重に交渉を進めるスキルが重要です。示談交渉の経験が豊富な弁護士を選びましょう。 - 同種事案の取り扱い実績が豊富な弁護士を選ぶ
性犯罪特有の事情に精通し、迅速かつ適切な対応が可能な弁護士を探しましょう。 - 迅速な対応が可能な弁護士を選ぶ
特に初動対応が重要な事件では、即座に行動できる弁護士が必要です。
5.弁護士法人長瀬総合法律事務所のサポート内容
当事務所では、不同意わいせつ事件でお悩みの方に対して、以下のサポートを提供しています。
- 初回無料相談
状況のヒアリングと最適な弁護方針の提案を行います。 - 示談交渉
被害者との連絡・交渉を全面的に代行します。 - 裁判対応
公判が避けられない場合でも、不利な状況を改善するための弁護活動を行います。
まとめ
不同意わいせつ罪は、被疑者やその家族にとって非常に大きな負担をもたらす犯罪です。しかし、適切な弁護士を選び、早期に行動を起こすことで、被害を最小限に抑えることが可能です。当事務所では、刑事事件の専門知識を活かし、依頼者の将来を守るためのサポートを提供しています。
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